待ちに待った花火シーズン到来!でも、今年は去年と違う視点で花火を深く楽しみたい。
そんなあなたにお届けする、花火がもっと好きになる特別企画!
「星」と呼ばれる火薬玉が、美しい花火を作る
鮮やかに大輪の花を咲かせる、美しい花火。職人技光る、製造工程を簡単にご紹介します。
星
様々な金属化合物を含んだ火薬を数週間かけて太らせた「星」
割火薬
割籾殻や綿の実に爆発力の強い火薬をまぶして作る「割薬」
◆星掛け
回転釜で火薬を混ぜ込んだ糊をまぶし、その後乾燥…これを繰り返す地道な作業だが、色の変化を左右する重要な行程
◆玉の仕込み
玉殻に星を並べていく作業。星の僅かな位置のズレが
上空では数メートルにもなってしまう。
◆玉貼り
同じ配置で星を詰めた左右の玉殻を併せてクラフト紙で何重にも貼り、乾燥させる。「真円の割物」にするために非常に重要な行程。。
花火の色をつくる金属化合物
明治以前の火薬は、硝石に炭や硫黄を加えた「黒色火薬」で「和火」と呼び淡いオレンジ色に光ります。
その後、海外から持ち込まれた酸化剤や金属化合物などの化学物質によって、明るく多彩な色が表現できるようになりこれを「洋火」と総称されています。
基本となる化合物を調合するなど行い、
新しい中間色が生み出されています。
花火の色の変化
菜種などを芯として、様々に調合された火薬に糊を混ぜ、乾燥を挟みながら数十日をかけて太らせていきます。星が時間と共に外側から順番に燃えていくので発色が変化します。
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